花田段々畑は酉陽県の花田郷内に位置し、町から41キロ離れている。段々畑は海抜700--900メートルの丘陵地山坂の斉山坂(地名)に位置し、面積は5平方キロメートル、見渡す限りの段々畑は万畝以上に達し、広西の龍脊段々畑、曇南元陽段々畑と同程度にすぐれており、中国民族撮影創作基地であり、曲線、図形の夢想な世界は、「深山明珠、人間仙境、画中天国」と評判されている。
花田と山河はきわだって美しく、土地はたいへん肥えており、日光はたっぷりである。とりわけ恵まれている自然環境および良好的な自然生態環境に産出される花田米クラッカーはもちもちで油気が多くても嫌がられることがなく、粒が細くて長く、形はくしのようで、質が玉のように白く、色は透明で、香りは曲がりくねって、食感はとても美味しい。北宋より歴代の朝廷より「貢米」として定めている。
花田段々畑の規模は非常に大きく、気勢は堂々と満ち広がって、気象はよく変わっている。段々畑は山の形に添い延伸し、長かったり短かったりしながら広かったり狭かったりして山に曲がりくねって水にに囲まれて、天に昇るはしごのように空をしのいで、起伏が揺れ動いて、真っ青な水がさざ波を立て、景色はとても美しい。春、水が温かくて、鮮やかな緑色は描き加えたり色づけしたりして、まるで巨大的な山水修飾絵巻のようである。夏、穀物の苗は広く伸びて、濃緑色で厚化粧して、青いさざなみが揺れ動いている海洋のようである。秋、稲穂がずっしりと重く、金塔で美しい宮殿を支えているようである。冬、雪は豊年のしるし、沢山の白色の美しい玉で雲の中に積み上げている。鶏と犬が鳴いて、山歌がはっきりして歯切れのよく、幾重にも重なっている段々畑、牧歌が)高くなったり低くなったりして、歩むと景色を買えて、仰いだりすると全ては画のようである。人間わざとは思えない造型、詩歌のような境地、ぴんと伸ばす曲線、大地の詩歌のように、極めて村落と優雅な味わいのある山水田園詩歌と絵を展示している。観光客が騒ぐから遠く離れる俗世間外の桃源境および心をこめて精神修養する非常によろしい場所である。